キャッシング悪用の実例

かつてクレジットカード会社で、セキュリティの担当をしていた経験があり、その中からキャッシングに関する犯罪の実例をご紹介します。

セキュリティ担当は、クレジットカードの紛失や盗難によって生じた損害の、保険請求を行うのが主な仕事でした。全ての請求に対して保険金が支払われるわけではなく、中にはクレジットカード会員のカード保管に問題があるということで、保険金が支払われないケースが多々ありました。下記はその例です。

1.暗証番号を電話で教えてしまったケース
車輌からクレジットカードを盗まれたケースです。車内に保管しているということと、車をロックしていなかったということだけで保険の対象にはならなかったのですが、さらに暗証番号を教えてしまうというミスを犯していました。
クレジットカードが車内から盗み出された翌日、まだ本人が気づく前に犯人は本人の自宅に電話しています。当時クレジットカード会社で行っていたキャンペーンに当選したので、キャンペーンに応募した4桁の番号を確認したいという内容でした。この項目のトップページへ4桁の番号がクレジットカードの暗証番号と同じだったのです。
すぐに枠いっぱいのキャッシングを利用され、さらに本人が悪用に気づいたのは、請求書が届いてからでした。暗証番号直接ではなく別の番号でしたが、同じ番号をあらゆる暗証番号などに利用していたため、悪用されてしまったのです。これだけで40万円を負担することになってしまうのですから、暗証番号の管理は確実に行わないと大変なことになります。電話でクレジットカード会社や警察が暗証番号などを聞き取りすることは絶対にないことを覚えておきましょう。

2.防犯カメラに移っていた犯人
ATMにはほとんど防犯カメラが設置されており、一定期間その映像は保存されています。今は個人情報保護の観点から(映像も個人情報となります)、防犯カメラで撮影していることを表示しています。
ある日会社に連絡があり、見に覚えのないキャッシング利用の請求書が届いたので、確認して欲しいとのことでした。防犯カメラの映像が保存されていたため、会社に来ていただき防犯カメラの映像をお見せしたところ、キャッシングしていたのは会員(女性)の配偶者でした。映像を見た瞬間の彼女の驚きと恥ずかしそうな様子は、見ていて気の毒でした。
キャッシングは暗証番号がわからないと利用できないため、ほとんどの場合悪用されても保険の適用はありませんあくようされるのは。暗証番号の管理が悪いということになるからです。特に家族利用の場合は保険適用はありません(これを認めると保険会社はすぐにつぶれてしまいます)。
あなたの暗証番号を家族の方は知っていますか?


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